リッチ編集メモ コントロールでのテキストの表示と編集

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TDBRichEdit は、標準コンポーネント TRichEdit と似たデータ対応コンポーネントで、BLOB(バイナリ ラージ オブジェクト)フィールドに格納されている書式付きテキストを表示できます。TDBRichEdit には、書式付きの複数行テキストが表示され、ユーザーが書式付きの複数行テキストを入力することもできます。

メモ: TDBRichEdit には、リッチ テキストを入力および操作するためのプロパティとメソッドが用意されていますが、書式をユーザーが設定するためのユーザー インターフェイス コンポーネントは用意されていません。リッチ テキスト機能を公開するユーザー インターフェイスをアプリケーションで実装する必要があります。

TDBRichEdit では、デフォルトで、ユーザーがメモ テキストを編集できます。編集を防ぐには、リッチ編集コントロールの ReadOnly プロパティを True に設定します。タブを表示しユーザーがタブにメモを入力できるようにするには、WantTabs プロパティを True に設定します。ユーザーがデータベース メモに入力できる文字数を制限するには、MaxLength プロパティを使用します。MaxLength のデフォルト値は 0 で、文字数の制限はオペレーティング システムによるもの以外にないことを意味します。

TDBRichEdit では大量のデータを表示できるため、実行時の表示に時間がかかることがあります。データ レコードのスクロールにかかる時間を短縮するため、TDBRichEdit には、アクセスされたデータを自動的に表示するかどうかを制御する AutoDisplay プロパティがあります。AutoDisplayFalse に設定した場合、TDBRichEdit には、実際のデータではなくフィールド名が表示されます。コントロール内をダブルクリックすると、実際のデータを表示できます。

関連項目