単一レコードを表示する
データの整理方法の選択:インデックス への移動
多くのアプリケーションでは、一度に、1 レコードについての情報を提供したい場合もあるでしょう。たとえば、受注登録アプリケーションでは、現在他にどんな注文が記録されているか示すことなく、1 つの注文についての情報だけを表示するでしょう。この情報はおそらく、注文データセット内の 1 レコードからきています。
1 レコードを表示するアプリケーションは通常、読みやすく分かりやすいものです。なぜなら、すべてのデータベース情報が、同じものについて(上のケースでは、同じ注文)だからです。これらユーザー インターフェイス内のデータ対応コントロールは、1 つのデータベース レコードからの 1 つのフィールドを表します。ツール パレット の[データ コントロール]カテゴリでは、さまざまな種類のフィールドを表すために、幅広いコントロールの選択肢を提供しています。これらコントロールは大抵、ツール パレット上から利用できる他のコントロールのデータ対応版です。たとえば、Vcl.DBCtrls.TDBEdit コントロールは、標準 TEdit コントロールのデータ対応版で、ユーザーはこれでテキスト文字列を参照および編集することができます。
どのコントロールを使用するかは、フィールドに格納されるデータの種類(テキスト、書式付きテキスト、グラフィック、論理情報など)によります。 次のトピックでは、これらコンポーネント群について、より詳しく説明しています:
- データをラベルとして表示する
- 編集ボックスでの項目の表示と編集
- メモコントロールでのテキストの表示と編集
- 書式付きテキスト編集メモコントロールでのテキストの表示と編集
- イメージ コントロールでのグラフィック型フィールドの表示と編集
- リスト ボックスとコンボ ボックスでのデータの表示と編集
- 参照リスト ボックスとコンボ ボックスでのデータの表示と編集
- チェック ボックスを使った論理型フィールド値の処理
- ラジオ コントロールを使った項目値の制限