[モデル ビュー]
[表示|モデル ビュー]
目次
[モデル ビュー]を開くには、[表示|モデル ビュー]メニュー コマンドを使用します。
はじめに
[モデル ビュー]には、モデリング プロジェクトの論理構造と包含階層を示すモデル ツリーが表示されます。
モデル ツリーでは、モデリング プロジェクトのモデルが論理的に表現されます。また、モデル ツリーには、プロジェクト内のモデリング要素の階層が示されます。つまり、プロジェクト ノードがルート ノードになり、その下に名前空間(パッケージ)とダイアグラムのノードがあり、その下にダイアグラムに表示されるその他のモデリング要素のノードが含まれます。
[モデル ビュー]のツリーでノードをダブルクリックすると、そのクラス、インターフェイス、またはメンバのコード エディタが開きます。
- メモ: [モデル ビュー]のツリーで名前空間ノードをダブルクリックしても、特定のソース コード ファイルを開くことはできません。名前空間は複数のソース ファイルにまたがることがあるからです。
コンテキスト メニュー
[モデル ビュー]にはコンテキスト メニューが備わっていて、モデル ツリーのノードを右クリックすると表示することができます。コンテキスト メニューで使用できるコマンドは、選択したモデリング要素によって異なります。コンテキスト メニューを使って、[モデル ビュー]でモデルに直接新しい要素を追加することができます。このコンテキスト メニューから実行できるアクションには、たとえば、以下のようなものがあります。
- [ダイアグラム]ビューで UML ダイアグラムを開く
- プロジェクトに新しい UML ダイアグラムを追加する(または削除する)
- UML ダイアグラムにモデリング要素を追加する(または削除する)
- モデリング要素のコピー、切り取り、貼り付けを行う
- ハイパーリンクを作成する
- 制約を追加する
- 選択したモデリング要素が宣言された箇所をコード エディタで表示する
- [モデル ビュー]で選択したモデリング要素を、[ダイアグラム]ビューの該当する UML ダイアグラム上で探して表示する
- ユーザー プロパティを追加する
- ドキュメントを生成する
- その他の操作
[モデル ビュー]で使用されるアイコン
以下の表に示すのは、[モデル ビュー]に表示されるモデル ツリーで使われるアイコンの一部です。
アイコン | 意味 |
---|---|
UML 1.5 デザイン プロジェクト | |
UML 2.0 デザイン プロジェクト | |
Delphi プロジェクト | |
C++ プロジェクト | |
パッケージまたは名前空間 | |
クラス図(UML 1.5) | |
クラス図(UML 2.0) | |
クラス | |
インターフェイス | |
関連クラス | |
型定義 | |
デリゲート | |
クラスのプロパティ | |
オブジェクト -- クラス図、配置図、コラボレーション図、アクティビティ図、およびステートチャート図の要素 | |
制約 -- クラス図の要素 | |
ノート | |
属性 | |
オペレーション | |
データ型 | |
構造体 | |
ユニオン | |
列挙型(Delphi および C++) | |
列挙型(UML 2.0) | |
列挙値 | |
インスタンス仕様 | |
インスタンス仕様スロット | |
パート | |
ポート | |
アクティビティ図(UML 1.5) | |
アクティビティ図(UML 2.0) | |
アクティビティ -- アクティビティ図の要素 | |
条件判断 -- アクティビティ図の要素 | |
シグナル受信 -- アクティビティ図の要素 | |
シグナル送信 -- アクティビティ図の要素 | |
レーン -- アクティビティ図の要素 | |
終了状態 -- アクティビティ図およびステートチャート図の要素 | |
水平同期バー(分岐/結合) -- アクティビティ図およびステートチャート図の要素 | |
開始状態 -- アクティビティ図およびステートチャート図の要素 | |
状態 -- アクティビティ図およびステートチャート図の要素 | |
垂直同期バー -- アクティビティ図およびステートチャート図の要素 | |
コラボレーション図(UML 1.5) | |
コミュニケーション図(UML 2.0) | |
相互作用 -- コミュニケーション図の要素 | |
コンポーネント図(UML 1.5) | |
コンポーネント図(UML 2.0) | |
サブシステム -- コンポーネント図の要素 | |
コンポーネント -- コンポーネント図の要素 | |
インターフェイス -- コンポーネント図の要素 | |
コンポジット構造図(UML 2.0) | |
コラボレーション -- コンポジット構造図の要素 | |
コラボレーション オカレンス -- コンポジット構造図の要素 | |
配置図(UML 1.5) | |
配置図(UML 2.0) | |
ノード -- 配置図の要素 | |
シーケンス図(UML 1.5) | |
シーケンス図(UML 2.0) | |
ライフライン -- シーケンス図の要素 | |
ライフラインの実行仕様 -- シーケンス図の要素 | |
ステートチャート図(UML 1.5) | |
ステートマシン図(UML 2.0) | |
ステートマシン -- ステートマシン図の要素 | |
領域 -- ステートマシン図の要素 | |
入場点 -- ステートマシン図の要素 | |
退場点 -- ステートマシン図の要素 | |
ユースケース図 | |
アクター -- ユースケース図の要素 | |
ユースケース -- ユースケース図の要素 | |
サブジェクト(システム境界) -- ユースケース図の要素 |
[モデル ビュー]のカスタマイズ
[オプション]ダイアログ ボックスの[モデル ビュー]オプション ページを使用して、[モデル ビュー]でのモデル ツリーの描画方法をカスタマイズできます。
[オプション]ダイアログ ボックスを開くには、[ツール|オプション...]メニュー コマンドを選択します。その後、オプション ツリーで[モデリング|(レベル)|モデル ビュー]ノードを選択して、[モデル ビュー]オプション ページを開きます。
[モデル ビュー]オプション ページには以下のオプションがあります。
- [リンクの表示] -- デフォルト(
[いいえ]
)では、ダイアグラム ノード間のリンクはモデル ツリーに表示されません。[はい]
を選択すると、リンクを表示することで、モデル ツリー内のプロジェクトをさらに詳しくビジュアル表示できます。 - [並べ替え方法] -- デフォルトでは、ダイアグラム ノードはメタクラスでソートされます。要素のソート方法は、
[メタクラス]
、[アルファベット順]
、または[なし]
(ソートしない)に設定できます。 - [表示タイプ] -- デフォルトでは、モデル ツリーのノードは
[シンプル]
モードで整理されます。わかりやすく表示するために、[ダイアグラム中心]
または[モデル中心]
のモードでモデルを表示するよう選択することもできます。[ダイアグラム中心]
モードでは、デザイン要素はそれぞれのダイアグラムの下に表示され、名前空間にはクラスとインターフェイス(および実装プロジェクトの場合はソース コード要素)だけが示されます。[モデル中心]
モードでは、すべての要素が名前空間の下に表示されます。
コマンド
[モデル ビューの更新]および[再読み込み]のコマンドを使って、モデル ツリーを更新できます。
[モデル ビューの更新]
[モデル ビューの更新]ボタンを使用すると、[モデル ビュー]のモデル ツリーが更新され、実装プロジェクトのソース コードが変更されていればそれが表示されます。
[再読み込み]
[再読み込み]コマンドを使用すると、モデリング機能のモデル ツリーが実装プロジェクトのソース コードを基に更新されます。
[再読み込み]コマンドは、モデル ツリーのプロジェクト ルート ノードのコンテキスト メニューに含まれています。実装プロジェクトでのみ使用できます。
このコマンドでは、モデル ツリーの要素が完全に更新され、無効な要素はモデルから削除されます。このコマンドの使用は、プロジェクト グループを再び開いた場合と同じです。ただし、RAD Studio を再初期化するオーバーヘッドはありません。