C++Builder 6で使用許諾が完了したのに、製品を起動すると使用許諾ウィザードが表示されます
対象となる製品
- C++Builder 6
問題
Windows 10にC++Builder 6をインストールしました。使用許諾をオンラインで行いました。製品を起動すると再度使用許諾のウィザードが表示されます。再度使用許諾を行っても同様です。
解説
C++Builder 6の動作環境OSはWindows XPまでで、Windows 10上の動作保証は行われておりません。
Windows Vista以降に導入されたUAC(User Account Control)により、特定のフォルダへのアクセスやレジストリの登録に管理者権限が必要になりました。
この現象はレジストリ上に登録されているライセンス情報が正しく書き込まれていない場合に発生します。
解決
レジストリ上の情報をクリアにします。登録コードの値が一定値であることを確認し、その後オンラインで使用許諾を行います。
- C++Builder6のインストールディレクトリ下の\bin\BCB6RegClean.exe(デフォルト C:\Program Files\Borland\C++Builder6\Bin\BCB6RegClean.exe:Windows 32bit OSの場合)を「管理者として」実行し、レジストリ上の情報をクリアします。
- Windowsのスタートメニューから「Borland C++Builder 6|使用許諾コードの取得」を選択します。
- ウィザードが起動しますので「ボーランドへのお問い合わせ(R)」を選択し、「次へ(N)」ボタンをクリックします。
- 表示された「登録コード」の番号をメモします。
- ウィザードを閉じます。
- 再度2-4までの手順を繰り返し「登録コード」の番号が同じかを確認します。
- 同じであれば、オンラインで使用許諾を行います。異なるのであれば、1の手順から再度行います。
※使用許諾(製品登録)の登録回数の上限を更新するためには、有効なアップデートサブスクリプションが必要です。