Google Glass ファースト ステップ
Android アプリケーションの作成 への移動
FireMonkey で、Google Glass デバイスをターゲットとしたアプリケーションをサポートするようになりました。
目次
Google Glass アプリケーションの作成
Glass デバイス用の USB ドライバをインストールする
「Android デバイス用の USB ドライバのインストール」での説明のように、Google USB ドライバをインストールします。
Google Glass をターゲット プラットフォームとするマルチデバイス アプリケーションを作成する
- [ファイル|新規作成|マルチデバイス アプリケーション]を選択し、[空のアプリケーション]など、Google Glass で使用したい任意のテンプレートを選択します。 マルチデバイス テンプレートは、ターゲット デバイスに合わせて自動的に形式やサイズが変更されます。
- プロジェクト マネージャで、デバイスが Android ターゲット プラットフォーム ノードの下にターゲットとして現れていることを確認します。
- Google Glass デバイスが選択されていなければ選択します(アクティブなターゲットは太字で表示されます)。
設計時デバイスを Google Glass に設定する
フォーム デザイナには、Google Glass ビューが用意されています。 この新しいビューは、Google Glass ユーザー インターフェイスと解像度に合わせて最適化されています。 Google Glass ビューを使用すると、アプリケーション内のコンポーネントが適切な場所に表示されるようになります。
- フォーム デザイナで、[ビュー]セレクタ ドロップダウン メニューから、[Google Glass]を選択します。
アプリケーション用に GoogleGlass スタイルを使用する
Google Glass デバイスでは、目のことを考えると明るい色よりも暗い色の方が適しています。RAD Studio には、Google Glass 用にカスタマイズされた暗い色の FireMonkey スタイルが含まれています。
フォームで Google Glass スタイルを使用する手順は以下のとおりです。
- [ツール パレット]からフォームに TStylebook を追加します。
- TStylebook コンポーネントをダブルクリックします。FireMonkey スタイル デザイナが開きます。
- [読み込み...]をクリックします。すると、[開く]ダイアログ ボックスが開きます。
- C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\22.0\Styles\Android\ を選択します。
- FireMonkey スタイルとして GoogleGlass.fsf を選択し、[開く]をクリックします。
- [適用して閉じる]をクリックします。
- TForm コンポーネントを選択した状態で、[オブジェクト インスペクタ]で StyleBook プロパティに TStyleBook コンポーネントの名前(StyleBook1 など)を追加します。
[ナビゲーション付きタブ]アプリケーション テンプレートを使用している場合、アプリケーションは次のスクリーンショットのように表示されるはずです。
ステータス バーを無効にする方法
Google Glass アプリケーションは、めったにステータスバーを表示しません。
ステータス バーは、次の 2 段階の手順で無効にすることができます。
- フォームの BorderStyle プロパティを[None]に設定します。
- [プロジェクト|オプション...|バージョン情報]に移動します。
- [ターゲット]上で、ドロップダウン メニューから、[すべての構成 > Android プラットフォーム]を選択します。
- theme キーの値を[タイトルバーなし]に変更します。
アプリケーションを "ok glass" ボイス メニューに統合する方法
アプリケーションを ok glass ボイス メニューに統合するには、音声トリガをセットアップして、AndroidManifest.xml ファイルに含める必要があります:
トリガを含む XML ファイルを作成する
- プロジェクト マネージャを右クリックし、[新規追加|その他...|Web ドキュメント|XML ファイル]を選択して、プロジェクトに新しい XML ファイルを追加します。
- XML ファイルの名前を voice_trigger_start などに変更します。
- XML ファイルをプロジェクトのフォルダに保存します。
- XML ファイルをエディタで開いて以下の行を追加します。
<!--Include the name of the voice trigger:-->
<trigger keyword="Voice_Trigger_Name"> </trigger>
<!--Note: This name also appears as the name of the app in the 'ok glass' menu.-->
新規作成した XML ファイルを配置マネージャに追加する
前のステップで作成したリソース XML ファイルを配置マネージャに入れる必要があります。これにより、apk パッケージ内部のデバイスへの配置が確実なものとできます。
- [プロジェクト|配置]を選択します。
- ドロップダウン メニューで[すべての構成 - Android プラットフォーム]を選択します。
- [ファイルの追加]()をクリックします。
- voice_trigger_start.xml ファイルを追加します。
- [リモート パス]を編集して「res\xml」に変更します。Android デバイス上のこのパスに XML ファイルが配置されます。
- メモ: Google Glass Voice Trigger の詳細については、https://developers.google.com/glass/develop/gdk/voice を参照してください。
AndroidManifest.xml を変更する
- 1. プロジェクト マネージャで選択された Android プラットフォームで、初めてプロジェクトをビルドした後、AndroidManifest.template.xml がプロジェクト フォルダに追加されます。
- メモ: 詳細は、「AndroidManifest.xml ファイルのカスタマイズ」を参照してください。
- 2. AndroidManifest.template.xml ファイルをプロジェクトに追加します。
- 3. AndroidManifest.template.xml ファイルをエディタで開いて以下の行を追加します。
-
- 1. <intent-filter> タグの中に以下の行を追加します。
<!--Intent filter for voice trigger:-->
<action android:name="com.google.android.glass.action.VOICE_TRIGGER" />
-
- 2. <activity> 要素の中に、以下の行を追加します。
<!--Meta data for the voice trigger -->
<meta-data
android:name="com.google.android.glass.VoiceTrigger"
android:resource="@xml/voice_trigger_start"/>
<!--@xml/voice_trigger_start is a reference to the voice_trigger_start.xml-->
- 4. 標準以外の音声トリガ コマンドを使用するには、特別な権限を追加する必要があります。
-
-
- <%uses-permission%> の行の直下に、次の特別な権限を追加します:
-
<uses-permission android:name="com.google.android.glass.permission.DEVELOPMENT" />
-
- メモ: 使用できるシステム音声コマンドの詳細は、https://developers.google.com/glass/develop/gdk/reference/com/google/android/glass/app/VoiceTriggers.Command を参照してください。
アプリケーションを削除する方法
Google Glass デバイスからのアプリケーションのアンインストールは、Android シェル コマンドを使って行うことができます。お使いのシステムに adb(Android Debug Bridge)が入っている必要があります。adb は Android SDK に同梱されています。
adb ツールは C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\22.0\PlatformSDKs\AndroidSDK-<Version>\platform-tools
にあります。
接続されているデバイスが 1 つだけであれば、adb コマンドはデフォルトでそのデバイスに送信されます。 複数のデバイスがアタッチされている場合には、-s
オプションを使ってコマンド送信先のターゲット デバイスを指定する必要があります:
adb [-s <serialNumber>] <command>
- 接続されているすべてのデバイスの一覧を表示するには:
adb devices -l
- デバイスにインストールされているすべてのパッケージの一覧を表示するには:
adb shell pm list packages
- パッケージをアンインストールするには:
adb shell pm uninstall com.embarcadero.ProjectName