RSM デバッグ ファイル
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32 ビット Windows または 64 ビット Windows の Delphi プロジェクトをビルドする際、[[プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|リンク]の[リモート デバッグ シンボルを含める]オプションが の場合、RAD Studio は RSM デバッグ ファイルを生成します。
シンボル テーブル には、マシン命令とソース行番号のマッピングや、ソース ファイルで宣言されている変数の名前と型などの、デバッガ用の情報が含まれます。 Delphi プロジェクトをローカルでデバッグする場合、RAD Studio では RSM デバッグ ファイルを使用しません。コンパイラがシンボル テーブルをメモリ内に保持するからです。 ただし、Delphi プロジェクトをリモートでデバッグする場合には、これらのシンボル テーブルを含む RSM デバッグ ファイルを生成する必要があります。そうでなければ RAD Studio がブレークポイントで停止しません。
メモ: iOS デバイス、macOS、macOS ARM、Linux、Android の場合、Delphi コンパイラはデバッグ情報を実行可能ファイル内に生成します。 これらのプラットフォームの場合には RSM デバッグ ファイルは必要ありません。
RSM デバッグ ファイルのファイル名は以下のようになります。
<project>.rsm
: 32 ビット Windows および 64 ビット Windows
Delphi プロジェクトをビルドすると、RSM デバッグ ファイルがデフォルトでは以下のフォルダに生成されます:
- パッケージの場合:
- 32 ビット Windows の場合:
<PublicDocumentsPath>\Bpl
- その他のプラットフォームの場合:
<PublicDocumentsPath>\Bpl\<platform>
- 32 ビット Windows の場合:
メモ: パッケージのデバッグ時には、パッケージの RSM デバッグ ファイルは必要ありません。
- その他のプロジェクトの場合:
C:\Users\<user>\Documents\Embarcadero\Studio\Projects\<project>\<platform>\<build configuration>
メモ: RSM ファイルはデバッグしているアプリケーションと同じディレクトリ内、もしくは、デバッグ シンボル検索パス上になければなりません。そうでない場合、デバッガは見つけられなくなります。 これは、Win32 プラットフォーム(リモート デバッグ)および Win64 プラットフォーム(ローカルおよびリモート デバッグ)に対してのみ適用されます。 パッケージ出力ディレクトリを変更するには、[プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ]に移動します。 デバッグ シンボル検索パスを変更するには、[プロジェクト|オプション...|デバッガ|シンボル テーブル]に移動します。