FireDACのMSSQLServerへの接続に利用されるドライバの検索順序(RAD Studio 11.2以降)
対象となる製品
- RAD Studio 11.2 Alexandria以降
- C++Builder 11.2 Alexandria以降
- Delphi 11.2 Alexandria以降
概要
RAD Studio 11.2からODBC Driver 18 for SQL Serverがサポートされました。
以前のRAD StudioのバージョンのFireDACでは、MSSQLServerのネイティブドライバを優先して検索していましたが、
RAD Studio 11.2以降では、以下のようなドライバの検索順序になっております。
- ODBC Driver 18 for SQL Server
- ODBC Driver 17 for SQL Server
- SQL SERVER NATIVE CLIENT 11.0
- ODBC Driver 13 for SQL Server
- ODBC Driver 11 for SQL Server
- SQL SERVER NATIVE CLIENT 10.0
- SQL NATIVE CLIENT(C_2005)
- SQL SERVER(C_2000)
上記の検索順序に従って、ご利用のPC内にインストールされている該当するドライバが見つかった場合には、そのドライバが自動的に選択され、MSSQLServerへの接続のために使用されます。
下図は、FireDACがPC内にインストールされているODBC Driver 18 for SQL Serverを検出し、接続ドライバとして使用している例です。
なお、FireDACを利用するアプリケーションから使用しているクライアントドライバの情報を確認する方法は、こちらを参照ください。