ELCサーバーのクィックスタートガイド
目次
概要
Enterprise License Center（ELC）は、ソフトウェア製品のネットワークライセンスを提供します。ライセンスサーバー(ELC)を使用すると、エンバカデロのサポートを必要せずに、お客様のネットワーク環境内で同時接続(コンカレント)ライセンスまたネットワーク指名ユーザーライセンスを管理できます。
指名ユーザーライセンスとネットワークライセンスの違いについては、こちらを参照ください。
ELCサーバーのクィックスタートガイドでは、ライセンスサーバー(ELC)をセットアップする方法をご説明させていただきます。
以下は、ELCをセットアップするための簡単な手順です。
- ELCサーバーをインストール
- ネットワークライセンスのホスティング
- ELCサーバーのポート番号の許可
- ユーザーの作成
- クライアントPCからELCへの接続
ELCサーバーのインストール
ELCサーバーのインストール手順は、以下のドキュメントを参照ください。
なお、ELCサーバーでは、デフォルトでアカウントが用意されています。 詳しくは、こちらを参照ください。
またELCの起動/停止の方法について、こちらをご参照ください。
ネットワークライセンスのホスティング
ELCをインストール後、必ずお持ちのネットワークライセンスのホスティングを行ってください。 詳しくは、以下のドキュメントを参照ください。
- Embarcadero License Center 5.4の設定の「3-4 ライセンスのホスティング」を参照
- 新規のネットワークライセンスをELCへライセンスを登録するには?
ELCでホスティングを行うためには、インターネットへの接続が必要ですが、
もし外部とのインターネット接続が制限されている環境で、ネットワークライセンスのホスティングを行いたい場合は、以下の情報をご参照ください。
ELCサーバーのポート番号の許可
ELCサーバーは、クライアントと通信するためにいくつかのポート番号を使用しているため、ネットワーク管理者は特定のポート番号に対してアクセスできるように開けておく必要があります。 詳しくは、 こちらのドキュメントを参照ください。
ユーザーの作成
- ネットワーク指名ユーザーライセンスの使用
- 必ずユーザーの作成が必要です。
- ネットワークコンカレントライセンスの使用
- オンライン専用で利用する場合は、特にユーザーの登録は必要ありませんが、ユーザーを登録しないとライセンスをチェックアウトしてオフラインで使用することはできません。
- そのため、もし特定のユーザーに対してオフラインでの利用を許可したい時は、個別にユーザーの登録が必要になります。
各ネットワークライセンスに関するユーザー作成の方法は、以下のドキュメントを参照ください。
クライアントPCからELCへの接続
クライアントPCヘインストールした製品(例えば、Delphiなど)を利用するには、ネットワークライセンスファイル(named_xxxxx.slip、あるいはconcurrent_xxxx.slip)をクライアントPCヘ配置する必要があります。そしてELCへ接続してライセンス認証が行えるか確認してください。
クライアントへのライセンス配布については、以下のドキュメントを参照ください。
- ネットワークライセンス管理者がELC上でクライアント側インポート用のファイルを入手する方法
- Embarcadero License Center 5.4の設定の「4.クライアントへのライセンス配布」を参照
なお、別のPCへELCを移行した際は、クライアント側に配置するライセンスファイルも更新する必要があります。
ネットワークライセンスファイルの更新方法は、こちらを参照ください。
ELCサーバーのトラブルシューティング
クライアントPCからELCサーバーへ接続できない場合は、 こちらのドキュメントを参照ください。
またクライアントならびにELCサーバーが出力するエラーメッセージについては、以下のドキュメントも参照ください。